高松海岸の利用と保全に関する取り組み事例
高松海岸の利用と保全に関する取り組み事例とは
⾼松海岸( ⼲潟) は、砂浜や⼲潟を代表する植物が⽣息するだけでなく、⿃類の
越冬地や渡りの中継点としての利⽤など、様々な⽣物の⽣息地となっています。近
年、このような環境が開発等によって消滅しつつある北勢地域( 伊勢湾北部)では、
様々な⽣物が⽣息できる環境が残る貴重な場所です。その⼀⽅で、多くの⼈が憩い
の場、潮⼲狩り、マリンスポーツ、散策、野⿃観察などのレクリエーションの場と
して利⽤しています。しかし、2018 年3 ⽉現在、⾼松海岸( ⼲潟) は、四⽇市港
臨港道路( 霞4 号幹線)整備事業の⼯事に伴い、地元住⺠や海岸利⽤者の利⽤が制
限されている場所があります。
「⾼松海岸の利⽤と保全に関するワークショップ」( 2015 年度〜2016 年度、計
6 回開催) は、⼯事完了後( 2018 年度以降) の⾼松海岸( ⼲潟) が地元住⺠や海
岸利⽤者にとってより親しみやすい場所になるよう、「利⽤」と「保全」の両⾯か
ら今後の取り組みのあり⽅について意⾒交換を⾏いました。
ここで⽰した取り組み事例は、ワークショップで意⾒交換した内容を、⾼松海岸
( ⼲潟) をとりまく環境の変化、⾼松海岸( ⼲潟) の現況と課題を踏まえ、これか
らの⾼松海岸( ⼲潟) において「何ができるのか」という視点で整理したものであ
り、各種取り組みの実施主体を明らかにしたり、関係機関の策定する各種計画に反
映していくことを⽬的としたものではありません。
⾼松海岸( ⼲潟) で「既に取り組んでいること」「新たな取り組みとして考えら
れること」などを地元住⺠や他地域の活動団体に知ってもらうと同時に、興味を持
った取り組みに「参加したい」、新たな取り組みを「はじめたい」「⼀緒に取り組
んでみたい」と思った皆さんが、⾃らが主体となって⾏動する際の参考として利⽤
していただきたいと思います。
「高松海岸の利用と保全に関する取り組み事例」 はじめに より