四日市港

四日市港のあらまし

四日市港の全景写真

明治32年(1899年)8月4日に開港した四日市港は、主に羊毛、綿花の輸入港として栄え、昭和27年(1952年)には、外国貿易上、特に重要な港として特定重要港湾に指定されました。平成11年には開港100周年を迎え、中部圏を代表する貿易港として国際経済や地域産業に貢献すると同時に、平成10年にはシドニー港との姉妹港提携30周年を迎えるなど、文化交流の歴史も綴ってきました。

昭和30年代には、石油化学コンビナートを形成、着々と規模を拡大し、今日では国内指折のエネルギー供給基地となっています。44年にはコンテナ貨物の取扱を開始し、オーストラリア、東南アジア航路をはじめとするコンテナ定期航路網も年々拡大してきました。

平成16年7月には名古屋港とともに『伊勢湾におけるスーパー中枢港湾』として指定され、その後平成17年7月4日付けで指定特定重要港湾の指定を受け、伊勢湾全体の連携による国際物流機能の強化が求められています。平成18年1月には霞ヶ浦地区で水深-14mの国際海上コンテナターミナルが供用を開始し、コンテナ貨物も順調に増加しています。また、平成23年の港湾法改正により、四日市港の港湾の種類(港格)は、名古屋港とともに、特定重要港湾から国際拠点港湾に改められたところです。

四日市港開港以来、貿易の隆盛が港を拡大させ、港の発展が背後地の産業を育ててきました。今後さらに多様化する物流需要や物流合理化の進展に対応するとともに、社会環境との調和、地域開発の担い手として、愛され親しまれる『21世紀への港湾』づくりをめざして、施設・機能の近代化が進められています。

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