世界の国々に支えられている私たちの暮らし

みなとは物流の拠点です

私たちの毎日の生活に必要な食料品、ガス、ガソリンなどのエネルギー資源、建物に使用される原材料は世界の国々からみなとへと運ばれてきます。

食料品

わが国で一年間に消費される食料品のうち、約60パーセントのものが海外から輸入されています。私たちが普段口にする醤油、味噌、豆腐などの原料となる大豆は90パーセント以上が輸入品でまかなわれています。

もし食品売り場からこれらに関わる商品が消えてしまうと・・・

食品売り場のイラスト

エネルギー

現代の生活の中で電気や天然ガス、ガソリンなどは必要不可欠なエネルギーですが、エネルギー資源をもたない我が国では、これらの物資のほぼすべてを海外からの輸入に頼っています。

輸入されたLNG(液化天然ガス)や原油は火力発電所で電気となり、私たちの住む家や工場等に供給されています。また、原油はガソリンなどの燃料のほかプラスチックや化学繊維などの石油化学工業品の原料としても使用されています。

ガス、電気、ガソリンのイラスト

(出典:国土交通省 港湾局)

原材料

私たちが住んでいる家の建材や、さまざまな工業品の原材料も大半が海外から輸入されています。また工業国であるわが国では国内で製造されたさまざまな金属や機械類を海外へと輸出していますが、その原材料となる鉄鉱石や石炭などの物資のほぼすべてを輸入によってまかなわれています。

輸入製品

工業国であるわが国では、従来は優れた電化製品や機械製品を世界に輸出してきましたが、近年ではアジアの経済成長にともないアジア諸国で製造されたテレビやビデオなどの電化製品の輸入が増えてきています。