暮らしを守る
みなとは暮らしを守ります
みなとは自然の猛威から私たちの暮らしを守ります
1995年1月の阪神・淡路大震災では、岸壁などに大きな被害を受け当時日本一、世界第6位の国際コンテナ港であった神戸港にも甚大な影響を及ぼしました。また、2011年3月には、東北地方太平洋沖地震によって発生した津波により、東北地方から関東地方の太平洋沿岸で深刻な被害を受けました。これらは、我が国の経済だけでなく、世界の物流にも大きな影響を与えました。さらに、近年では、東海・東南海・南海地震などの大地震の発生も危惧されています。
一方、我が国は、台風や低気圧がたびたび訪れ、海が荒れることが多くあります。
こうした大地震に備え、全国各地のみなとでは地震に強い耐震強化岸壁の整備を行っています。また、緊急時に被災地に曵航し、救援活動を支援するための浮体式防災基地の配備を行うなど災害に強いみなとづくりが進められています。もし地震や津波による被害が出た場合には、これらを利用して、被災者や救援物資の運搬をすることができます。
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また、高潮や津波の被害から私たちの暮らしや生命を守っているのが津波防波堤
です。津波防波堤は、台風や低気圧による高潮や地震による津波からの被害を
最小限にくい止めています。
このように、みなとは、私たちのくらしを災害から守っているのです。
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出典:第1回海岸における津波対策検討委員会資料